素領域日記 2010/1/18(月)

ここ数年たまに思うのは、自分の自然科学への関心はいつ頃何によって育まれたかということだ。
因子は色々と思い浮かぶわけだが、記憶を反芻して毎回辿り着くのは1987年放送のNHK特集『地球大紀行』が決定的な役割を果たしたということだ。
当時この番組を毎回欠かさず観たわけでもないが(小学生だったのでどうしても気持ちにムラがあった)、番組との連動企画で北の丸公園にある科学技術館でやっていた「地球大紀行展」には面白すぎて2回も行ってしまった。
しかしこの番組が23年を経ても何故記憶に残っているかというと、それはそのオープニング曲が生命誌を描きながら回転する地球と共振して私の心を今でも揺さぶるほどのインパクトを与えるものだからだ。

私は過去に数年ほど微視的世界の物理法則について勉強する機会があったが、上記番組等の影響もあり、実のところ昔から地球科学が好きだったりする。
バージェス頁岩で化石をいつか採掘してみたいし、海を眺めたり海岸の小さな生物を凝視していると時間を忘れてしまう。