素領域日記 2017/3/28(火)

今日もTV5 Mondeを観ていたら(基本的に日課)、ファトゥ・ディオム(Fatou Diome;1968‐)というセネガル出身の仏の作家を知る。
スタジオに招かれ、今月出版されたばかりの新刊"Marianne porte plainte !"(直訳すると「マリアンヌは訴える!」だろうか...なお、女性名マリアンヌはフランス共和国を象徴する別称)に絡めてキャスターと議論しているところを途中から観だしたのだが、数分ディオム氏の話を聴いて彼女が天賦の才に恵まれた人だということが分かった。現在大統領候補となっているル・ペン氏やフィヨン氏の言説を事実と歴史と経験から一刀両断するその弁舌に脱帽した。
彼女の著作の邦訳は2005年に一冊だけ出ているようだ。ディオム氏の目に映る世界をもっと知るために、まずはこの書を読むところから始めようと思う。

大西洋の海草のように (Modern&Classic)

大西洋の海草のように (Modern&Classic)