素領域日記 2010/3/3(水)

アルジェリア入りしてから半月が経った。
今ようやくサッカー親善試合『アルジェリアVSセルビア』(於:アルジェ、7月5日スタジアム)をTV観戦しながら地元牛乳を飲みつつ一息ついている。
前半戦終了後にはCMの替わりにお祈りシーンが流れていた。
アラビア語による暗誦の調子はやはり静かに気持ちを高揚させるものがある。意味は不明だが。
お祈りの後は普通にニュースが流れ、前日の親善試合、対98年W杯優勝チームのメンバーとしてアルジェを訪れているジダンアルジェリアのブーテフリカ大統領の会談の模様に多くの時間が割かれていた。
アルジェリア出身の両親を持つフランスのジダンはとにかくここではさらに英雄なのだ。
今日は午前中客先で仕事だったが、帰りは渋滞につかまった。原因はもちろん今晩行われているサッカーの試合だ。
運転手のH氏によると周辺のwilaya(日本の県に相当)から大挙車が押し寄せているのだ。
大縦列を横目に午前中から既に国旗をまとったヒマそうな若者達が10万人収容可能といわれるスタジアムに向けて盛り上がりながら向かっている。
今、TVで確認する限りスタジアムは超満員だ。
それにしてもネットは結構よく途切れる。特に宿舎の。この日記もつながっている間にすかさずアップロードしておかないといけない。
アルジェのネット事情は2Mが標準だとデータ管理会社のお姉さんが教えてくれた。実際そんなものだと思う。日本で使っていたスピードと比べやはり若干遅いと感じていたからだ。
さて今日のところはもう1枚の写真を載せて日記を終えることにしよう。
同じ階に住む同僚の部屋のベランダから撮ったアルジェの街だ。
くすんでいることも多いが、ここはやはり白亜の街なのだ。