素領域日記 2016/12/30(金)

昼過ぎ、野暮用があり新宿へ。
東京での今年最後のランチ(多分)を「桂花ラーメン」と定め、実際に食す。
往復の電車内で金森修著『科学の危機』(集英社新書電子書籍版、2015年)をようやく読了。

科学の危機 (集英社新書)
あとがきに依ると、本書を執筆中に金森は自身の死に至る病を自覚したようだ。その意味で、本書は金森の遺言(の一つ)だと言えるし、実際、新書という形式も手伝ってか、随所にいつも以上の情感溢れる筆致が認められる。
本当に、もっと生きていて欲しかった。
この年末は諸事情により年賀状を書く余裕は無さそうだ。狂った会社め...まぁいいや。

素領域日記 2016/12/27(火)

昼過ぎ、近所のラーメン屋でいつも置いてある週刊読書人の新年特大号(2017年1月6日号)を発売前にいち早く読めたのだが、表裏面に全面展開していた「原武史・浅見雅男対談――『昭和天皇実録』を読み解く」には幾つかの点で軽く衝撃を受けた。現在と将来の日本政治を見据えるための必読の歴史対談である。

素領域日記 2016/12/15(木)

物理学に対する感覚が大分鈍っていることに気付き、何だか悲しい気分になった。
それでも磁気単極子ネタにまだ飛び付く好奇心が残っている自分に若干安堵。。
だが、ネットの記事を少し調べても何やら錯綜していて、結局磁気単極子(magnetic monopole)がこれまでに実験でハッキリ見つかったか否かがイマイチ判断できなかった。きっとまだなのであろう。。

素領域日記 2016/12/14(水)

なかなかアクロバティックな昼だった。。
そして早稲田に戻り、少し遅めの昼食(もちろんメーヤウで)後は初めて早稲田大学中央図書館を見物。なかなか使えそうだ。また来よう。

素領域日記 2016/12/1(木)

出張帰りの機内、放心状態の私は何故か将棋ゲームをやり始めた。
将棋で遊ぶのはおそらく20年以上ぶり位ではないだろうか。
それにしても何て面白いんだ!ルールはやりながら思い出した。実に知力が求められる。機内でコンピューターといきなり4時間の激闘の末、敗北...相手がEasy Modeであったにも関わらずだ。しかも最後は突然英語で「おまえはもう詰んでいる」と画面に表示され、攻めていたと思っていた私は改めて放心状態に陥った。
今後は将棋の定石というものをしっかり学ぼうと思う。時間があればの話だが。